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チョコレートとヨーロッパ

チョコレートやカカオが、いつヨーロッパへ持ち込まれたのかは、はっきりとはわかっていません。
アステカ帝国を征服したコルテスが、1528年にスペインに凱旋した際に国王に献上したのではないかとする説が有力のようです。また、それより少し遅れて、1544年、ドミニコ修道会の会士がマヤ族の代表団を伴ってスペインに帰国した際、チョコレートを贈ったという記録が残っています。

カカオがスペインに公式に輸入されたのは、1585年のこと。17世紀を迎える頃には、エキゾチックな秘薬として、王侯貴族や聖職者の間で大流行していきます。しかしカカオも砂糖も貴重品だった時代ですから、庶民の口にはいることはありませんでした。

大西洋を渡ったチョコレートは、さまざまな味付けの工夫がなされ、少しずつスペイン風の味に変化していきます。
さらに、マンセリーナという専用の受け皿も発明されました。このマンセリーナは受け皿にカップ状のものがくっついたような形をしていて、そこにカップを差し込むようになっていました。宮廷の舞踏会などで、チョコレートのカップを持ちながらおしゃべりをする際、うっかりこぼしてドレスを汚すことのないようにと作られたものです。

少しずつ華麗さを身につけていくチョコレートですが、作り方はメソアメリカ時代そのままだったので、メターテという平たい石臼でカカオをすり潰したり、泡立てたりと、相変わらず手がかかる飲み物でした。