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最初のチョコレートとは

チョコレートは今や子供から大人まで大人気スイーツ。では、メソアメリカで生まれた最初のチョコレートはどのようなものだったのでしょうか。

チョコレートといえば、長い間飲み物でした。現在のような固形のチョコレートが生まれたのは、実はほんの170年ほど前のことです。メソアメリカ時代はもとより、ヨーロッパに伝わってからしばらくの間も、チョコレートは飲み物だったのです。それも今のチョコレートやココアからは想像も付かない飲み物でした。

メソアメリカ時代のチョコレートは、「カカワトル(カカオの水)」と呼ばれ、カカオ豆を乾燥させ、石臼で挽いて水を加え、泡立てたもの。とろみがつくようにトウモロコシの粉も加えられていたので、どろっとしていたようです。そこに唐辛子やチリなどのスパイスをたっぷり加える、甘いどころか、辛く苦い飲み物でした。

アメリカのプリンストン大学が所蔵するマヤの古い時期の壺に、チョコレートを作る女性の絵が描かれています。女性は、立ち上がって、手に持った円筒形の容器から、床に置いた別の容器へと注意深くチョコレートを注ぎ入れています。この工程は、美味しいチョコレートづくりに欠かせないものでした。立ち上がって移し替えることで、空気を含ませ、チョコレートを泡立てていたのです。マヤやアステカの人々は、泡こそがチョコレートの魅力と考えていました。ざらざらした触感を泡でやわらげていたのかもしれません。

容器から容器へ移して泡立てるという伝統の製法は、16世紀、入植してきたスペイン人たちが別の泡立て道具を使い出すまで続きました。