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チョコレートとメソアメリカの悲劇

メソアメリカで生まれたチョコレートが、すっかりヨーロッパの世界にとけ込んだ頃、メソアメリカを人口の激減という悲劇が襲っていました。17世紀末には、植民地化される前の1割程度にまで減ってしまっていたとか。
その原因は、スペイン人たちが持ち込んだ伝染病、そしてカカオ農園や鉱山などで強いられた過酷な労働によるものでした。

労働力を失ったメソアメリカの植民地では、ヨーロッパのカカオ消費を支えることができなくなり、ヨーロッパ各国は、南米や西インド諸島、さらには西アフリカに栽培地を求めます。その結果、メソアメリカで生産されていたクリオロ種と呼ばれるカカオとは別の、生命力の強いカカオ、フォラステロ種やトリニタリオ種が各地に移植され、大量に生産されることで安いカカオが供給されることになり、チョコレートは更に普及していきます。しかし、チョコレート発祥の地だったメソアメリカは、再び表舞台に立つことなく影を潜めていきます。