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チョコレートとコーヒーの対立

チョコレートと前後して、イスラム圏からヨーロッパにもたらされたのがコーヒーです。
どちらも飲み物、しかも最初は「薬」として取り入れられたという境遇も似ていました。
いわば同期のライバルのような関係ですが、年月が経つにつれ、ファン層の違いがはっきりと見えてきたのです。

18世紀になると、チョコレート組とコーヒー組の対立構造は誰の目にも明らかになっていきました。

たとえば教会においては、カトリックはチョコレート派、プロテスタントはコーヒー派。
貴族階級はチョコレート、中産階級のブルジョア実業家や啓蒙主義者たちはコーヒーといった具合です。
単純な好みの問題ではなく、宗派、思想、階級と密接に結びついた二極化でした。

しかし、チョコレートの歴史が長いスペインだけは、プロテスタントだろうが、中産階級だろうが、チョコレートというこだわりを通し、朝食に1杯、シェスタの後にまた1杯と、みんなそろってチョコレートを愛飲していたそうです。